
こんにちは!
ジェイライン代表のトータル山本です!
最近、YouTubeなどを見ていると、
「初期費用0円!」
「月額9,800円からホームページが持てます!」
といった広告をよく見かけるようになりました。
いわゆるサブスク型のホームページ制作サービスですね。
こういうサービス自体は昔からありましたが、最近また増えてきたように感じます。
初期費用で30万円、50万円と払うより、
「月1万円くらいなら始めやすいな」
と思いますよね。
私もそう思います。
ですので最初に言っておきますが、私はサブスク型ホームページを否定するつもりはまったくありません。
むしろ、
「とりあえず会社のホームページが欲しい」
という会社さんにとっては、かなり便利なサービスだと思います。
ただし。
「月額9,800円」という料金だけを見て決めてしまうのは、ちょっと待った方がいい。
今回は、
- サブスク型ホームページは本当にお得なのか
- 契約前に確認しておきたいこと
- サブスク型が向いている会社
- 「作ってもらうホームページ」と「自分たちで育てるホームページ」の違い
- ホームページを情報資産にする考え方
このあたりを、Web業界で約30年仕事をしてきた私なりの視点でお話しします。
「月額9,800円」だけでは判断できない
まず確認してほしいのが、
その金額で何を作ってもらえるのか?
ということです。
例えば、
「月額9,800円から」
と書いてあったとしても、よく見ると1ページだけというケースがあります。
いわゆる縦長のランディングページのようなサイトですね。
もちろん、それでも9,800円なら安いと思います。
ただ、
- トップページ
- 会社概要
- サービス紹介
- 料金
- 実績
- お問い合わせ
といった普通の企業ホームページらしい構成にすると、ページ数が増えて、
月額15,000円。
月額20,000円。
というように料金が上がっていく場合があります。
ですから、
「いくらから?」ではなく、「自分が必要としている構成だと月額いくらになるのか?」
まで確認した方がいいです。
最低契約期間も確認しておきたい
次に確認してほしいのが、
最低契約期間
です。
サブスク型のサービスでは、
6ヶ月契約。
12ヶ月契約。
といった契約期間が設定されていることがあります。
これはサブスクサービスとしては珍しいことではありません。
ただ、月額料金だけを見るのではなく、必ず総額でも考えてみてください。
例えば月額1万円なら、
6ヶ月で6万円。
1年間なら12万円。
月額2万円なら、
6ヶ月で12万円。
1年間なら24万円です。
さらに途中解約した場合、
残りの契約期間分を支払う必要があるのか。
違約金があるのか。
ここまで確認しておけば、
「安いと思って契約したら、思っていたより総額が高かった」
ということを防げます。
一番確認してほしいのは「そのホームページは誰のもの?」
私が一番重要だと思っているのが、ここです。
そのホームページは最終的に誰のものになるのか?
サブスク型ホームページの中には、
料金を払っている間はホームページを利用できる。
でも解約すると、サイトも公開終了。
という仕組みがあります。
あるいは、
3年間利用すれば自社へ譲渡。
5年間利用すれば所有権が移る。
といった契約になっている場合もあります。
これも別に契約として悪いわけではありません。
レンタルのような考え方ですからね。
重要なのは、
契約する側がそれを理解しているかどうか。
ということです。
私はホームページを会社の大切な情報資産だと考えています。
例えば3年間、
ブログを書きました。
施工事例を増やしました。
お客様の声を掲載しました。
YouTube動画を埋め込みました。
FAQも充実させました。
かなり良いホームページになった。
ところが、
「解約したので明日から使えません」
となったら困りますよね。
ですので、契約前に最低でも、
- 解約したらサイトはどうなるのか
- データは受け取れるのか
- ドメインは誰が管理・所有しているのか
- 他社サーバーへ移転できるのか
- 何年利用すれば自社所有になるのか
この辺りは確認しておいた方がいいと思います。
サブスク型ホームページが向いている会社もあります
ここまで読むと、
「山本はサブスク型に反対なんだな」
と思われるかもしれません。
違います。
私は、向いている会社には非常に合理的な選択肢だと思っています。
例えば、
とりあえず会社案内のホームページが欲しい。
名刺にURLを載せたい。
会社名で検索したときに、きちんとしたサイトが表示されればいい。
ほとんど更新する予定はない。
初期費用はなるべくかけたくない。
こういう会社なら、サブスク型はかなり相性がいいと思います。
サーバーを自分で管理する必要もない。
ホームページの知識がなくても制作会社に任せられる。
毎月一定額で管理してもらえる。
これは大きなメリットです。
つまり、
サブスク型が良い、悪いではなく、ホームページに何を求めているのか。
ここで判断が変わります。
ジェイラインが考えるホームページは「作って終わり」ではない
一方で、ジェイラインでは以前から、
ホームページは「作るもの」ではなく「育てるもの」
と考えています。
むしろ、ホームページが完成したところからがスタートです。
会社を経営していれば、毎年いろいろなことが起こります。
新しいサービスができます。
新商品ができます。
新しいお客様との仕事が始まります。
施工事例や制作実績が増えます。
スタッフが増えるかもしれません。
イベントへ出展することもあります。
新聞やテレビ、Webメディアなどから取材を受けることもあるでしょう。
そういう会社の日々の活動をホームページへ積み上げていく。
これがとても大切だと思っています。
なぜ「自分たちで更新できる」ことが重要なのか
ジェイラインでは、なるべくお客様自身でも更新できるホームページをおすすめしています。
当社の場合は主にWordPressを使っています。
ブログを書く。
施工事例を掲載する。
実績を追加する。
ニュースを出す。
写真を追加する。
こうした日常的な更新なら、自分たちでできるようにしておく。
なぜか。
毎回制作会社へ、
「この文章を掲載してください」
「この写真を追加してください」
と依頼していたら、面倒だからです。
しかも情報が遅くなります。
今日あった出来事について、
「こんなことがあったのでブログ記事にしてください」
と制作会社へメールを書いているくらいなら、自分で記事を書いた方が早い。
今なら生成AIもあります。
昔に比べれば、記事を書くハードルはかなり下がっています。
だからこそ、
簡単な情報発信は自分たちでできる仕組み
を最初から作っておいた方がいいと私は考えています。
3年、5年続けると大きな差になる
情報発信というのは、年に1回、2回だけやるものではありません。
できれば毎月。
可能なら毎週。
少しずつでもいいので、会社の情報を積み上げていく。
例えば3年間で、
ブログ記事100本。
施工事例50件。
お客様の声20件。
YouTube動画30本。
よくある質問50件。
これだけの情報を掲載したホームページがあったとします。
一方には、
会社概要。
サービス紹介。
お問い合わせ。
など5ページ程度だけのホームページがある。
皆さんなら、
どちらを見た方が、その会社のことを理解できますか?
当然、前者ですよね。
情報量というのは、そのまま信用につながる面があります。
何年間も活動してきた記録が残っている。
たくさんの実績がある。
お客様の声もある。
代表者が何を考えているのかも分かる。
そういうホームページは、単なる会社案内ではありません。
ホームページは24時間働く営業担当者になる
私はホームページの大きな価値の一つが、
営業担当者の代わりをしてくれること
だと思っています。
お客様が夜中に検索しても。
日曜日に検索しても。
会社は休みでも、ホームページは会社の説明をしてくれます。
「うちはこんな会社です」
「こんな仕事をしています」
「こんな実績があります」
「こういう考えで仕事をしています」
「こういうお客様に選ばれています」
これを24時間説明してくれる。
そのためには、情報が必要です。
5ページの会社案内だけよりも、何年も積み重ねた情報がある方が圧倒的に強い。
私はそれこそが、
ホームページを育てる意味
だと思っています。
SNSだけではダメなの?
最近では、
「ホームページなんていらない。Instagramだけでいい」
という会社もあります。
もちろんSNSは重要です。
当社もFacebook、Instagram、X、YouTubeなどを使っています。
ただしSNSは、基本的には他社のプラットフォームです。
仕様変更があります。
アカウントに問題が起きる可能性もあります。
投稿も時間とともに流れていきます。
一方で自社ホームページの記事は、自分で削除しない限り残しておけます。
そして検索にも使われます。
他のページからリンクできます。
SNSからも誘導できます。
ですから私は、
SNSを「入口」にして、ホームページを「本拠地」にする
という使い方をおすすめしています。
これは前回の現場ラジオでもお話ししたところですね。
バズらなくてもいい。地道な情報発信が信用につながる
ビジネスでSNSを使うからといって、必ずしもバズる必要はありません。
ジェイラインだって、SNSで毎回何万回も見られるような会社ではありません(笑)。
でも、
ブログを書いた。
Facebookで紹介した。
YouTubeにも動画を出した。
Xにも投稿した。
そこからホームページへ誰かが来る。
別の日にまた見てもらう。
そんな地道な積み重ねでいいと思っています。
そこで、
「この会社、10年以上前からずっと情報発信しているんだな」
と分かれば、それも信用になります。
今後はSEOだけではなく、AI検索などでも、
ネット上にどれだけ会社の情報が存在しているか
がさらに重要になっていくのではないかと私は考えています。
値段ではなく「目的」でホームページを選ぶ
今回、一番伝えたいのはここです。
サブスク型ホームページ。
買い切り型ホームページ。
自分たちで更新するホームページ。
どれが正解という話ではありません。
目的が違います。
会社案内としてホームページが1つあればいい。
ほとんど更新もしない。
初期費用もかけたくない。
そういう会社なら、サブスク型は非常に有効な選択肢です。
一方、
ホームページから問い合わせを増やしたい。
ブログを増やしたい。
実績を蓄積したい。
SEOにも活用したい。
YouTubeやSNS、広告とも連動したい。
3年、5年、10年かけて会社の情報資産に育てたい。
という会社なら、
自分たちでも更新しながら育てられるホームページ
を選んだ方がいいでしょう。
「ホームページを作れば問い合わせが来る」は幻想です
これも長年やってきて思うことですが、
ホームページを作っただけで問い合わせが来ることは、基本的にはありません。
重要なのは、作ったあとです。
何を発信するのか。
誰に向けて発信するのか。
検索でどう見つけてもらうのか。
SNSとどう連携するのか。
動画をどう使うのか。
必要ならGoogle広告やYouTube広告をどう使うのか。
つまり、ホームページ単体ではなく、
Webマーケティング全体として考える必要があります。
制作会社を選ぶときも、
「ホームページをいくらで作ってくれるか」
だけではなく、
「そのホームページをどう使って成果につなげるかまで相談できるか」
という視点で見てみてもいいと思います。
5年後、このホームページをどうしたいですか?
サブスク型ホームページには、
初期費用を抑えられる。
制作を任せられる。
管理も楽。
という大きなメリットがあります。
一方で、契約前には、
- 月額料金だけでなく総額
- 何ページ作れるのか
- 最低契約期間
- 途中解約の条件
- 解約後サイトが残るのか
- データを受け取れるのか
- ドメインは誰のものなのか
といったところまで確認してみてください。
そして、もう一つ。
ホームページ制作を検討するとき、
「いくらで作れるか?」だけでなく、「5年後、このホームページをどういう状態にしたいか?」
を考えてみてください。
5年後、
会社概要だけの5ページのホームページなのか。
それとも、
何百本ものブログ。
施工事例。
お客様の声。
動画。
FAQ。
会社の歴史。
日々の活動。
こうした情報が蓄積されたホームページになっているのか。
私は後者を、
会社の情報資産
だと思っています。
ホームページは完成品を買って終わりではありません。
会社と一緒に育っていくもの。
本気で長く商売を続けていくのであれば、そんな視点でホームページを選んでみてもいいのではないでしょうか。
今回の「現場ラジオ」は動画でもご覧いただけます
今回の記事の内容はYouTubeの「現場ラジオ」でもお話ししています。
サブスク型のホームページは本当にお得?「作ってもらうHP」と「自分で育てるHP」を比較【現場ラジオ】
【ここにYouTube動画を埋め込み】
合同会社ジェイライン
トータル山本

