トータル山本

こんにちは!
ジェイライン代表のトータル山本です!

今回の動画は、ちょっと特別です。

というのも、
JLINEのAIアシスタント「みのりちゃん」が、初めて本編の解説役として登場しています。

しかも今回はお正月ということで、
真っ赤な着物姿での登場です。

「AIが着物?」と思われるかもしれませんが、
このあたりはJLINEらしく、少し遊び心も入れつつ(笑)、
中身はかなり真面目なテーマを扱っています。


公共事業と生成AI、正直なところどうなのか

今回のテーマは、
公共事業における生成AIの活用です。

最近よく聞かれるのが、

「生成AIって便利そうだけど、
 公共事業で使って本当に大丈夫なんですか?」

という質問です。

・情報漏洩のリスクは?
・もし問題が起きたら指名停止にならない?
・そもそも使っていいの?

こうした不安を感じている方は、かなり多いと思います。

正直に言うと、
「何も考えずに使う」のは、やめた方がいいです。

ただし一方で、
「怖いから一切使わない」も、かなりもったいない
というのが、私の立場です。


ベテランの知恵が失われていく現実

公共事業の現場では、
ベテラン技術者の判断や経験が、品質や安全性を大きく左右します。

設計、施工、維持管理。
どのフェーズでも、

・マニュアルには書いていない判断
・過去の失敗から学んだ勘どころ
・「ここは注意しろ」という感覚

こうしたものが、実は一番重要だったりします。

しかし現実には、

・忙しくて記録に残せない
・OJTだけでは時間が足りない
・属人化したまま引退してしまう

というケースが後を絶ちません。

ここにこそ、
生成AIの使いどころがあると考えています。


NotebookLMはなぜ比較的安心と言われているのか

今回の動画で、みのりちゃんが解説しているのが
Googleの NotebookLM です。

NotebookLMについて、まず押さえておきたいポイントがあります。

Googleは、
アップロードした資料をAIの学習(トレーニング)には使用しない
と公式に明言しています。

つまり、

・入力した資料が
・勝手にAIの学習に使われて
・どこかに再利用される

ということはありません。

また、通信は銀行のオンライン決済と同等レベルで暗号化され、
データは一時的な計算処理にのみ使われる仕組みです。

もちろん、
「だから絶対安全」と言いたいわけではありません。

ただ、
仕組みを理解したうえで、使い方を限定すれば、現実的な選択肢になる
というのが、私の考えです。


公共事業で一番やってはいけないAIの使い方

これは強く言っておきたいのですが、
公共事業で一番やってはいけないのは、

いきなり現場の機密情報をAIに入れることです。

これはNotebookLMに限らず、
どんな生成AIでも同じです。

そこで動画では、
段階的に進める「3つのステップ」 を紹介しています。


ステップ1:非機密情報から慣れる

まずは、外部に出ても問題のない情報から始めます。

・国交省の技術基準書
・公開されている要領や指針
・社内向けの一般的なマニュアル

この段階の目的は、
成果を出すことではありません。

「生成AIって、こういう整理ができるんだな」
と体感することが一番大事です。


ステップ2:匿名化して使う

次に行うのが、情報の匿名化(マスキング)です。

・現場名 → A橋、B地点
・個人名 → 担当者X
・発注者名 → 発注者A

こうすることで、
内容の本質を保ったまま、リスクを大きく下げられます。

これは生成AIに限らず、
研修資料や社内共有資料でも使える考え方です。


ステップ3:専用環境を検討する

本格的に活用する場合は、

・Azure OpenAI
・Google Cloud Vertex AI

といった 法人向けの専用環境 を検討するのも一つです。

コストや運用負荷は上がりますが、
重要度の高い業務では、選択肢として十分アリだと思います。


最大のリスク対策は「説明できること」

公共事業で一番重要なのは、
生成AIを使っているかどうかではありません。

・どんなルールで
・どんな情報を
・どこまで使っているのか

これを、
きちんと説明できる状態にしておくこと
これが最大のリスク対策です。

デジタル庁や総務省のガイドラインを参考にしながら、
「使わない」ではなく
「どう使うか」を決める

これが、現実的で長く続くAI活用だと考えています。


生成AIは「自動化」ではなく「知恵の継承」の道具

生成AIというと、
どうしても効率化や省力化の話になりがちです。

でも公共事業の現場では、
それ以上に大事なのが 技術承継 です。

・ベテランの判断を整理する
・若手が理解しやすい形に変換する
・経験を再利用できる知識として残す

生成AIは、そのための裏方として非常に優秀です。

適切なルールを決めて使えば、
生成AIはリスクではなく、
現場を静かに支えるパートナーになります。

「生成AI、気にはなっているけど…」
そんな方こそ、ぜひ一度ご覧ください。

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